はじめに
最近、多肉植物などに興味が出てきました。
特に気になっているのは、「アガベ」です。
ホームセンターや園芸店でもよく見かける「アガベ」ですが、
結構なお値段で買うのを躊躇してしまいます。
そこで、無謀にもいきなり種から育ててみようと思い、さっそく実行に移しました。
(ちなみに記事を書くのは10月ですが、種をまいたのは4月下旬です。)
今回は、アガベの種まきから発芽までのやり方について、備忘録を兼ねて紹介します。
アガベとは
アガベは、メキシコを中心とした北アメリカに自生する多肉植物で、その独特な形状と成長パターンから多くの園芸愛好家に人気があります。
アガベ属は約200種以上あり、種によって大きさや葉の形が異なります。
一般的にアガベの葉は肉厚で、先端が鋭いトゲを持っているものが多く、青みがかった緑や銀色の葉色が美しいです。
アガベは、その耐乾性と耐暑性から、乾燥地帯や日当たりの良い場所に適しています。
また、アガベは「リュウゼツラン科」に属しており、特にアガベ・テキラナ(Agave tequilana)は、テキーラの原料として知られています。
アガベの糖分を発酵させて作られるテキーラは、メキシコの伝統的な蒸留酒として世界的に有名です。
さらに、アガベは庭や室内のインテリアプラントとしても非常に人気があります。
乾燥に強く管理が簡単なため、多忙な方でも育てやすい点が魅力です。
特に、モダンなデザインやミニマリズムにマッチするアガベは、スタイリッシュな植物として愛されており、その存在感はインテリアとしても高く評価されています。
今回種まきをする上で、準備したモノ
アガベの種子(初めてなのでメルカリで安そうな種を購入)
・チタノタ・ブルー 20粒
・ホリダ 20粒
・モンタナ 20粒
の合計60粒を購入しました。
種子について、色んなサイトを見てみると「seed stock」さんで購入されている方が多い印象です。
次は「seed stock」さんを利用してみようと思います。
・ベンレート(殺菌剤)
花や野菜、果樹の広範囲のカビ性の病気に予防効果と治療効果を兼ね備えた殺菌剤です。
・メネデール(植物活力素)
植物の生長に欠かせない鉄を、根から吸収されやすいイオンの形で含む植物活力素です。発根を促し、元気な株に育つようです。
・鉢とビン
2種類の方法で種まきしてみようと思い、鉢とビンを購入しました。
ご自分のやりやすい方法で良いかと思います。(普通はビンは使わない!?)
・用土(さし木、種まき用)
初めてなので、何も考えずとりあえず種まき用の用土を購入しました。
用土は、無肥料のものを使ってください。
有機肥料が入った土は、カビの元になるとのことです、気を付けましょう。
・その他に私が準備したもの(百均で購入しました)
小分けの容器
トレー
ピンセット、つまようじ
種まきの実践
カビ対策と発芽率アップのためにベンレート(殺菌剤)とメネデール(植物活力素)を混ぜた溶液を作ります。
それに1週間ほど種子を浸しました。
溶液の作り方は、水1,000mlに対して、ベンレート0.5g(1袋)、メネデール10ml(キャップ1杯の量)を1,000mlのペットボトルに入れて、混ぜます。
この溶液を小分けの容器に入れて、種子を10粒ずつの計30粒入れました。
品種が分からなくなると困るので、容器に明示しておきましょう。
2~3日で種子から根が出てきましたが、1週間ほどそのまま放置。
1週間するとけっこう根が伸びていました。
用土を鉢とビンに入れて、上記で作成した溶液で土を濡らします。
用土に熱湯をかけて、熱殺菌する方法もありますが、めんどくさかったのでそのまま進めます。
ピンセットとつまようじを使って、種を土の上に置きます。
根が土に少し刺さるように置きました。
この時、種に土は被せなくても大丈夫です。
各容器に2粒ずつまいてみました。
根が出ていない種もありましたが、とりあえず30粒すべてまきました。
種がまき終わったら、溶液を霧吹きでまんべんなく吹いて、ビンは蓋を閉じます。
鉢はトレーの中に入れ、水深が1cmくらいになるほどベンレート溶液を入れて、
トレー全体をラップし、保湿しました。
これらを窓の近くに置いておきます。
しかし置く場所は、直射日光を避けた方が良いと思います。
このまま1週間経過した状況が下の写真です。
ヒョロヒョロとした芽が伸びてきました。
湿度を保ちながらそのまま経過観察していきます。
室温は、15度以上はあった方が成長するようです。
約6ヵ月後(2024年10月現在)の姿
播種から約6ヵ月後の姿がこちら・・・
え~っと・・・めちゃめちゃ成長が遅い気がします・・・。(光量が足りないから?)
これは失敗なのか分かりませんが、枯れていないので大切に育てています。
ちなみに、室内でライト無しで育てていたら、ヒョロヒョロのままだったので、心配になり7月頃に外の直射日光が当たらない屋根のある所に出しました。
その時にビンに植えたものは、水やりしにくそうだったので、プラスチック鉢に植え替えました。
水の管理は、用土が乾かないように夕方水をあげています。
途中、イモムシが発生して食べられたり、芽が溶けたりしました。
現時点で残っている数は、30粒まいて、21株残っています。
これから冬に向けて、どのように育てようか色々調べています。
さいごに
初めてアガベの種まきをしましたが、種まきは想像していたより簡単でした。
もっとちゃんとした種まきの方法があると思いますが、初めての種まきは上記の方法で行いました。
芽はちゃんと出てきます。(きっと今から大きく育てることが大変・・・。)
芽が出てからの管理に悪戦苦闘していますが、この初めての経験を糧にして、これから楽しくアガベを育てていければ良いなぁと思っています。
今後色々と調べて、勉強していきます。