宅地建物取引士証の更新
私の宅地建物取引士証の5年に1度必要となる更新がありました。
宅地建物取引士証の交付・更新を受けるにはあらかじめ宅建業法で定められた講習を受講する必要があります。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、宅地建物取引士に対する法定講習について、
当面の間、教材を交付し、自宅学習及び効果測定により法定講習を行うこととする方針が国土交通省より示されているため、
今回の講習については自宅学習にて実施することになりました。
自宅学習について
上の写真が今回送られてきたテキストです。
1.講習テキスト
2.宅地建物取引士の使命と役割(講習テキスト別冊)
3.法令改正のポイント
4.不動産税制の手引き
テキストはかなり厚くボリュームがあります。
自宅学習は、だいたい6時間程度を目安に上記テキスト使って学習を行います。
最後に確認問題(効果測定)に回答を記載し、講習実施日から1週間以内に宅建協会に送付します。
効果測定の問題と解答例
私の効果測定の問題と私が回答した内容です。(効果測定の問題は何種類かあるようです。)
自分自身忘れないように記録に残しておきます。
※なお、あくまで私が回答した内容ですので間違っている可能性もあります。
1.宅地建物取引士がその業務を実施するにあたり、社会的使命として常に念頭に置くべき項目を2つあげなさい。
回答:(1)購入者等の利益の保護
(2)宅地建物取引業者の社会的責務の自覚
2.個人情報保護法の対象となる要配慮個人情報には、人種の他どのような情報があるか。その具体的な項目を、いくつかあげなさい。
回答:信条、社会的身分、病歴、前科、犯罪被害情報
Ⅱ。次の文章の内容について、適切なものには「○」、不適切なものには「×」を、解答欄に記入しなさい。
1.宅地建物取引士が重要事項説明を行うときは、取引の関係者から請求があったときに限り、宅地建物取引士証を提示すればよい。
回答:不適切 ×
2.コンプライアンスは、今日の社会・経済において当然に要請される業務姿勢であり、これは、リスク管理の手法や、顧客からの信頼獲得の手法、組織・従業員を守るための手法として機能する。
回答:適切 ○
3.媒介を依頼された売主から、物件の媒介とは関係なく、将来の相続の際の相続税について、税理士資格がないのに相談に応じ、税額を計算してやった。
回答:不適切 ×
4.建物の賃貸借において、貸主の移行に基づくものであれば、外国人、高齢者、性的少数者(LGBT等)等であることを理由に契約・入居を拒否することもやむを得ないので、宅建業者として、貸主にこのような行為を行わないよう助言することは考えなくて良い。
回答:不適切 ×
5.入居者が暴力団員であることが判明した場合において、当該入居者に対し暴力団排除条項を根拠に住宅の明渡しを求めることは、憲法第14条第1項及び第22条第1項に違反するものと考えられる。
回答:不適切 ×
私の効果測定は、上記の確認問題でした。
ほとんどが「宅地建物取引士の使命と役割(講習テキスト別冊)」からの出題でした。
さいごに
今回はコロナウイルスの影響で、宅地建物取引士証の更新に必要な法定講習は、自宅学習での受講でした。
テキスト4冊を全部読むには相当時間(しっかり読めば6時間以上)がかかりますし、
対面での講習のように注意点などを重点的に聞いた方が分かりやすいかもしれません。
でも、この送られてきたテキストは業務においても調べものをするのにとても役立ちそうです。
時間がある時に少しずつ一通り目を通したいと思います。